ファブリー病の徴候と症状
ファブリー病ではさまざまな症状があらわれます。
ファブリー病は、全身に症状があらわれる進行性の疾患であり1、以下のような生命に関わる重篤な症状があらわれることもあります2。
ファブリー病早期では、ほかにも次のような徴候があらわれることがあります3。
神経症状
- 疼痛3
- 肢端感覚異常(四肢の異常なピリピリ感または灼熱感)3
- Fabry crisesと呼ばれる反復性の急性疼痛(手足にあらわれることが多く、数時間~数日続く発熱を伴うこともある)2,3
皮膚病変
- 被角血管腫(赤紫色で、指趾が蒼白化しない斑状丘疹状病変)2,3
消化器症状
- 腹痛1,2,4
- 腹部膨満感4
- 下痢1,2,4
- 便秘1
- 早期満腹感4
その他の徴候および症状
- 発汗低下(発汗量がきわめて少なく、体温調節に影響をきたす)2,3
- 熱および/または寒冷不耐症2
- 低運動能、運動制限2
- 渦巻き状の角膜混濁(角膜に渦巻き状の混濁がみられる)2,3